2016年8月23日 東大生のいろいろな表情が見られた一日

 

・熱心に勉強・活動に取り組むときの表情

滞在17日目, この日は南京サマースクールで最後の授業日であり, 最終試験が実施された。試験は3分間のスピーチと筆記試験の2種類の試験が課された。出題範囲が広く難易度も高いため、試験前の朝食の場や教室には, これまでの通常授業の日とは異なり, それとなく緊張感が漂っていた。東大生の多くは試験の点数に非常に関心が高く, 「良い結果を残さなければ!」というプライドが緊張感を漂わせていた原因の1つであることは間違いない。

試験終了後, 実際周りのみんなに手ごたえを訊くと, やはり悪くないと答える者が多かった。十分な準備のもと試験に臨んだのかと思い, 「どれくらい勉強したの?」と訊くと, 「1, 2時間かな」と余裕そうにみな答える。仮に長時間しっかりと試験勉強していたとしても, 全然していないと余裕ぶるのが東大生のよくある返答なのかもしれない。しかしそうは言うものの, 確実に裏では猛烈な勉強をしているのである。つまり, 他のみんなに熱心な姿をあまり見せないようにしながら勉強しているのである。私が思うに, これが東大生によくある東大生なりの勉強への熱心な取り組み方と言っても過言では無かろう。彼らの言葉は決して言葉通りの怠惰さを示しているのではないのである。

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