2016年8月7日 南京到着!

待ちに待った南京研修。今まで学習してきた中国語の実践として、現地に行って中国語を特訓すると同時に、南京に行ったならではの経験を積んでこようと意気込んで出発した。

 

11:30に上海虹橋空港行きの飛行機に搭乗。飛行機に入った瞬間、中国語に染まった。パンフレットもアナウンスも機内食サービスもほとんどが中国語。最初の方は中国語の表示やアナウンスが少しでも理解できると、互いに顔に見合わせて喜んでいた。

が、しかしである。話されている中国語はもちろんネイティブスピードだ。単語が聞きとれたとしても、何を言っているのかが分かるわけではない。聞き取れない時にはゆっくり話してくれるが、聞いたことのない単語をゆっくり言ってもらったとしても、漢字変換ができない。つまり、分からない。出発早々に自分の中国語力の低さを痛感した。

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少し経ってから機内食サービスが近づいてきた。ワゴンの上の飲み物の多さに緊張が高まる。どう注文すればいいのか…。前の人がどのように答えているか聞いてはみたが、速すぎて分からない。そしていつの間にか自分の番である。乗務員が発した単語の中で唯一聞き取れた“牛肉饭“を返すと、ホカホカのご飯を渡され一安心。リンゴジュースも無事に頼み、機内食が出揃った。副菜は日本らしく薄味で、全体的にびっくりするほど美味しかった。

 

三時間のフライトも終わり、15:30に上海に到着。

 

人波にのって進むと、早くも入国審査のカウンターが見えてきた。先生に促され進んでみると、何やら色々と話しかけられている。これはどうしたものか。心の準備ができないまま、自分の番になってしまった。とりあえずパスポートと入国カードを手渡して様子を見ると、“在华地址”(中国での滞在先)が空欄になっていると指摘されている。心臓は飛び出してきそうになっていたが、何とか説明して分かってもらえた。こうして、やっと中国に入国できた。

 

その後、上海から南京への3時間のバス旅である。バスに乗って早々、違和感を覚える。なるほど、左ハンドル・右側通行だ。個人的に初めての光景だったので、国変われば様々なことが変わるのだと、すごく納得してしまった。

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バスに乗ってからは、窓を流れる南京の景色を眺めていた。すると南京は現在、急速に発展している都市だという説明がなされた。確かに建設中のビルが林立している。しかもそれらのビルはデザインが一緒である。同じような建物が密集して林立しているのは異様に感じられた。これが発展している、ということなのだろうか。

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南京に到着した後、晩ご飯も食べ終え、お風呂に入って寝ようかと疲れ果てていたところ、筆者の部屋ではお湯が出ないことが判明した。眠い目をこすりながら試行錯誤を繰り返した結果、解決できず、隣の部屋にシャワーを借りに行くことになった。このようなことも後にはいい経験になるのだろうと思いながら眠りについた南京一日目であった。(H.F)

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